2012年8月18日土曜日

勝てないチームを勝てるチームにするための段階

勝てないチームをまずコンスタントに勝たせたいと考えるのであれば、まずは守備と走塁を徹底的に鍛えるべきだと私は考えている。
守備と走塁にはスランプがなく、練習量と意識改革がそのまま結果に繋がってくる。

前提は高校野球。

まず、守備面は捕球、送球はもちろんカバーリングの意識の徹底。これを行うことで、仮にエラーが発生したとしても、その被害は最小限に抑えることができる。
勝てるチームと勝てないチームの違いによくあるのが、ミスの被害をいかに最小限に抑えられるの違いがある。

そして、捕球、送球の当たり前のプレーを当たり前にすること。
こうすることで、失点を極力抑える。

番狂わせを起こすためには、少ない失点、極力0にして相手を慌てさせるのが重要だ。

次に投手力の整備。これが厄介。
そう簡単に好投手は作れない。そのため、単純に球速を上げる、変化球のキレをよくするのは当然行うが一筋縄には行かない。

であれば、徹底的にコントロールを磨かせて投球術を教え込む。
甲子園に出てくる投手でも120km/h台でも抑える投手はいる。こういった投手はコントロールと投球術に長けている。
一球一球に意味を持たせて、どう打ち取りたいかを常に考える意識付けをさせる。
これが出来てくれば、そう簡単には捕まらない。

続いて、走塁面。走る意識の変革を行う。
スタートはもちろん、常に1つでも先を狙う姿勢。例えば、ランナー2塁でのシングルヒットは必ず本塁生還出来るようにする。
ランナー1塁の右中間より右の打球は必ず3塁進塁するなどだ。

走塁は経験が命のため、とにかく経験をつませる。打撃練習の時には合わせて走塁練習も行わせて打球に対する感性を磨く。

ここまで出来れば、選手個々の能力は高くなくてもかなり勝てるチームに変貌する。

そして、うまくいって甲子園に出たとする。恐らく、打撃力の差で勝てないだろう。
甲子園で勝てるチームにするには打撃力強化は欠かせない。

ここから、初めて守備と走塁の上に打撃を鍛えていくことで、本当の意味での強豪チームへと変貌するだろう。

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